2026年の陸上で注目選手を探すなら、いまが一番おもしろいタイミングです。2025年9月の東京世界陸上で世界と戦った選手たちが、6月の日本選手権(名古屋)を経て、9月23日開幕の愛知・名古屋アジア大会の陸上競技に挑みます。この記事では、日本陸連(JAAF)や大会公式の記録で確認できた実績だけをもとに、短距離から投てきまで12名の注目選手を種目別にまとめました。「誰を、どの種目で見ればいいか」がこれ1本でわかります。
この記事でわかること
- 2026年に注目したい日本人陸上選手12名の一覧と選出基準
- 各選手の主な実績(東京世界陸上2025・日本選手権の公式記録ベース)
- それぞれの選手が「なぜ今注目なのか」という背景
- 愛知・名古屋アジア大会(陸上は9月23日〜29日)に向けた見どころ
【一覧表】2026年の陸上注目選手12名
まず結論です。2026年の日本陸上界で注目したい選手を、種目バランスを考えて12名選びました。
| 種目グループ | 選手 | 種目 | 所属 | 注目の理由(主な実績) |
|---|---|---|---|---|
| 短距離 | 多田修平選手 | 100m | 住友電工 | 日本選手権5年ぶりV・アジア大会内定 |
| 短距離 | 井戸アビゲイル風果選手 | 100m・200m | 東邦銀行 | 200m日本記録22秒79・日本選手権2年連続2冠 |
| 短距離 | 中島佑気ジョセフ選手 | 400m | 富士通 | 世界陸上6位入賞・日本記録44秒44 |
| 中長距離 | 久保凛選手 | 800m | 積水化学 | 日本記録1分59秒52・日本選手権3連覇 |
| 中長距離 | 田中希実選手 | 1500m・5000m | 豊田自動織機 | 世界陸上5000m 4大会連続決勝・日本選手権1500m 7連覇 |
| 中長距離 | 鈴木芽吹選手 | 10000m | トヨタ自動車 | 10000m日本記録27分05秒92 |
| ハードル | 村竹ラシッド選手 | 110mH | JAL | 世界陸上5位・メダルまで0秒06 |
| ハードル | 後藤大樹選手 | 400mH | 洛南高 | 17歳で日本一・U20世界選手権銀メダル |
| 跳躍 | 橋岡優輝選手 | 走幅跳 | 富士通 | 日本選手権7回目V・今季8m22 |
| 跳躍 | 秦澄美鈴選手 | 走幅跳 | 住友電工 | 日本記録6m97保持・日本選手権V |
| 投てき | 北口榛花選手 | やり投 | JAL | パリ五輪金・日本選手権で逆転V |
| 投てき | 湯上剛輝選手 | 円盤投 | トヨタ自動車 | 2026年4月に日本記録65m38 |
選出基準と2026年という「特別な年」
選出基準はシンプルに2つです。
- 記録・成績がJAAF(日本陸連)・大会公式・所属先公式・大手陸上専門メディアで確認できること
- 2025年終盤〜2026年シーズンに「今注目すべき理由」があること
裏を返せば、今回は「2026年シーズンの動向まで一次情報で確認できた選手」に限定しています。たとえば東京世界陸上の3000m障害で8位入賞し2大会連続入賞を果たした三浦龍司選手(JAAF公式)や、100mのサニブラウン・アブデル・ハキーム選手といった実績十分の選手も、執筆時点で2026年シーズンの動向を公式ソースで確認できなかったため、あえて見送りました。人数を増やすより、確かな情報だけをお届けする方針です。
2026年は屋外の世界選手権が開催されない年ですが、その代わりに国内で大きな本番があります。愛知・名古屋アジア大会です。JAAFの大会ページによると、陸上競技は2026年9月23日〜29日にパロマ瑞穂スタジアム(名古屋)で行われます(トラック&フィールドは9月24日〜29日、マラソンは9月26日、競歩は9月23日・27日)。
しかもこのパロマ瑞穂スタジアムは、6月の第110回日本選手権と同じ会場です。つまり今年の日本選手権は「本番と同じ舞台で行われたアジア大会選考会」でした。この記事の12名の多くは、その選考を勝ち抜いてアジア大会代表に内定した選手たちです。夏までの国内主要大会の結果を種目別に振り返りたい人は、2026年夏の陸上主要大会の結果まとめもあわせてどうぞ。
それでは、種目グループごとに見ていきましょう。
短距離の注目選手3名【100m・200m・400m】
短距離は「復活のベテラン」「日本記録を塗り替えた新エース」「世界の決勝を走った男」と、3人3様のストーリーが揃っています。
多田修平選手(住友電工)|100m
主な実績
なぜ今注目か
ロケットスタートでおなじみの多田修平選手が、2026年に再び日本のトップに立ちました。月陸Onlineによると、名古屋での日本選手権決勝は2位の西岡尚輝選手(10秒20)、3位の桐生祥秀選手(10秒24)との接戦。得意のスタートで抜け出し、10秒17で押し切りました。JAAF公式の優勝コメントでは「日本選手権の優勝は5年ぶり」と語っており、キャリアの再ピークをこのタイミングで持ってきた勝負強さが光ります。
スタート局面の技術は、100mで速くなりたい競技者にとって最高のお手本です。加速の仕組みを学びたい人は100mを速く走る方法をまとめた練習ガイドも参考にしてください。
今後の大会: アジア大会100m(陸上競技は9月24日〜29日・パロマ瑞穂スタジアム)。日本選手権と同じ会場・同じ舞台での「連勝」なるかが見どころです。
井戸アビゲイル風果選手(東邦銀行)|100m・200m
主な実績
- 200m日本記録保持者(22秒79・2025年8月の富士北麓ワールドトライアルで福島千里選手の記録を9年ぶりに更新。月陸Online)
- 東京2025世界陸上200mで準決勝進出(月陸Online)
- 第110回日本選手権で100m(11秒44)・200m(23秒19)の2年連続スプリント2冠、アジア大会内定(月陸Online)
なぜ今注目か
女子スプリントの主役は、いま井戸アビゲイル風果選手です。2025年夏に22秒79の日本新記録で「福島千里さんの時代」を塗り替えると、地元開催の世界陸上で準決勝を経験。2026年も勢いは止まらず、日本選手権で2年連続の100m・200m2冠を達成しました。8月の富士北麓ワールドトライアルでも22秒81(月陸Online)と、自身の日本記録に迫るタイムで走っており、記録更新はもう時間の問題という雰囲気すらあります。
今後の大会: アジア大会のスプリント種目。自己の日本記録22秒79の更新と、国際大会での表彰台が懸かります。
中島佑気ジョセフ選手(富士通)|400m
主な実績
- 東京2025世界陸上400mで6位入賞。予選で44秒44の日本新記録、決勝進出は高野進さん以来34年ぶりで、順位は日本勢過去最高(月陸Online、JAAF公式)
- 第110回日本選手権400m優勝(45秒60)、アジア大会内定(月陸Online 大会結果、JAAF内定選手発表)
なぜ今注目か
東京世界陸上で日本中を沸かせた快挙といえば、この選手を挙げないわけにはいきません。予選でいきなり44秒44の日本新、準決勝も44秒53でまとめ、決勝は44秒62。3本連続で44秒台を並べて世界6位に入りました。1周を全力で走る400mで日本選手が世界のファイナリストとして戦ったのは、実に34年ぶりのことでした。2026年も日本選手権をきっちり勝ってアジア大会代表に内定しており、日本の中距離寄りスプリントを引っ張る存在になっています。
今後の大会: アジア大会400m。世界6位の実力がアジアでどこまで通用するか、金メダル争いに期待がかかります。
中長距離の注目選手3名【800m・1500m・10000m】
中長距離は、10代から日本記録を持つ久保凛選手、世界で戦い続ける田中希実選手、長距離の記録を塗り替えた鈴木芽吹選手の3名です。
久保凛選手(積水化学)|800m
主な実績
- 800m日本記録保持者(1分59秒52・2025年7月の日本選手権で自身の記録を更新。月陸Online)
- 第110回日本選手権800mで3連覇(2分01秒54)。派遣設定記録を突破しアジア大会内定(JAAF公式)
- 2026年8月・U20世界選手権(米オレゴン)800m決勝5位で2大会連続入賞(月陸Online)
なぜ今注目か
久保凛選手は東大阪大敬愛高3年時の2025年7月、日本選手権で1分59秒52の日本記録を樹立。高校卒業後の2026年に積水化学へ入社し(月陸Online、積水化学公式プロフィール)、実業団1年目で日本選手権3連覇を達成しました。JAAFによると決勝はフィニッシュ直前の大逆転。強さの質が「記録型」だけでなく「勝負型」にも広がってきたのが今季のポイントです。8月のU20世界選手権では最後方から残り100mで猛スパートをかけて5位に入り、世界の同世代相手にも勝負できることを示しました。
今後の大会: アジア大会800m。日本記録(1分59秒52)の更新と初の国際総合大会タイトルに注目です。
田中希実選手(豊田自動織機)|1500m・5000m
主な実績
- 東京2025世界陸上5000mで日本勢史上初の4大会連続決勝進出。決勝は12位(15分07秒34。olympics.com)
- 第110回日本選手権1500mで大会7連覇(4分11秒80)。アジア大会内定(JAAF公式)
なぜ今注目か
日本の女子中距離を長く牽引してきた田中希実選手は、東京世界陸上の5000mで「4大会連続の決勝」という、日本人がまだ誰も踏んだことのなかった領域に到達しました。世界のトップ12で戦い続けていること自体が、日本の中長距離界では突出しています。2026年は日本選手権1500mで7連覇。この大会は自身が初めて日本選手権に出場した思い出の瑞穂が舞台で、JAAFの優勝コメントでは「自分自身との勝負」に集中したと語っています。なお、同大会の5000mでは山本有真選手(積水化学)が14分59秒89で優勝しアジア大会に内定しており、積水化学勢との切磋琢磨も見どころです。
今後の大会: アジア大会の中距離種目。世界で磨いたラスト勝負がアジアの舞台でどうハマるかに注目です。
鈴木芽吹選手(トヨタ自動車)|10000m
主な実績
- 10000m日本記録保持者(27分05秒92・2025年11月の八王子ロングディスタンス。JAAF選手プロフィール)
- 2026年5月・木南記念10000mを27分20秒11で制しアジア大会内定(月陸Online)
なぜ今注目か
駅伝ファンにもおなじみの鈴木芽吹選手は、トラックの10000mで日本記録(27分05秒92)を持つ、日本長距離界の現エースです。2026年は5月の木南記念を勝ち切ってアジア大会代表に内定。月陸Onlineが報じた内定会見では、アジア制覇への意欲とともに、5000mでの日本記録挑戦にも言及しており、トラックでのスケールアップを狙う姿勢がはっきりしています。ロードとトラックの両方でレベルを引き上げていく走りから目が離せません。
今後の大会: アジア大会10000m。日本記録保持者としてアジアの強豪に挑みます。
ハードルの注目選手2名【110mH・400mH】
ハードル種目は今の日本陸上でもっとも「世界に近い」エリアのひとつ。世界5位の村竹ラシッド選手と、17歳の新星・後藤大樹選手を取り上げます。なお、ハードルも勝負を分けるのはスタートからの加速局面。基礎となるスプリント技術は100mを速く走るための練習ガイドで詳しく解説しています。
村竹ラシッド選手(JAL)|110mハードル
主な実績
- 東京2025世界陸上110mH決勝5位(13秒18)。銅メダルまでわずか0秒06(JAAF公式、olympics.com)
- 世界陸上の結果によりアジア大会代表に内定済み。2026年初戦の木南記念で13秒05、ダイヤモンドリーグ開幕戦でも3位(月陸Online、olympics.com)
なぜ今注目か
東京世界陸上の110mH決勝で5位。メダルとの差はわずか0秒06でした。この悔しさを翌年につなげているのが2026年の村竹ラシッド選手です。シーズン初戦から13秒05をマークし、世界最高峰のダイヤモンドリーグでも表彰台に絡む安定感を発揮。月陸Onlineによると、アジア大会では「金メダルとアジア記録(12秒88)更新」を目標に掲げています。日本記録ではなくアジア記録を口にできる位置にいる、ということです。
なお110mHでは、第110回日本選手権を13秒17で制して2年連続5回目の優勝を飾った泉谷駿介選手(住友電工)もアジア大会に内定しています(JAAF公式)。日本のトップ2が揃って出場するアジア大会の110mHは、今大会屈指の注目種目です。
今後の大会: アジア大会110mH。金メダルとアジア記録更新への挑戦を、ぜひリアルタイムで見届けてください。
後藤大樹選手(洛南高)|400mハードル
主な実績
- 第110回日本選手権400mHを48秒09で優勝。同種目で史上初の高校生王者に。U20日本新・U18世界最高・高校新・日本歴代4位の記録で、17歳でアジア大会代表に内定(月陸Online、JAAF公式)
- 2026年8月・U20世界選手権400mH決勝で銀メダル(49秒23)。同種目の日本勢メダルは14年ぶり(月陸Online)
なぜ今注目か
2026年の日本選手権で最も大きな話題のひとつが、この選手の優勝でした。高校2年生・17歳の後藤大樹選手が、実業団や大学生の強豪を抑えて400mHを制覇。タイムは48秒09で、U20日本新・U18世界最高・高校新、そして日本歴代4位という充実の内容でした。8月のU20世界選手権では銀メダルを獲得。月刊陸上競技の公式X(旧Twitter)が「日本3つ目のメダル!」と速報したように、日本チームを勢いづける快走でした。月陸Onlineによるとレース後は「次は必ず優勝します」と語っており、世代トップにとどまらず、日本の400mHの記録史を塗り替えていく可能性を感じさせます。
今後の大会: アジア大会400mH。高校生代表としてどこまでメダル争いに食い込むか、日本中の陸上部員が注目しています。
跳躍の注目選手2名【走幅跳】
跳躍からは、男女の走幅跳をリードする2名。どちらも「悔しさを踏み台にする2026年」というストーリーを持っています。
橋岡優輝選手(富士通)|走幅跳
主な実績
- 東京2025世界陸上は予選7m95・全体13位。決勝進出ラインにわずか3cm届かず(月陸Online)
- 第110回日本選手権を7m89で制し2年ぶり7回目の優勝、アジア大会内定。2026年シーズンは8m22をマーク(月陸Online)
なぜ今注目か
世界の決勝を知る日本のトップジャンパー・橋岡優輝選手にとって、地元開催の世界陸上での予選敗退(3cm差の13位)は、本人が「形容しがたいぐらいキツい」と語ったほどの悔しさでした(月陸Online)。しかし2026年はシーズンで8m22を跳び、日本選手権では7回目の優勝でアジア大会代表に内定。跳躍種目は一発で流れが変わる競技だからこそ、悔しさを知ったチャンピオンの「跳び直し」の年に注目です。
今後の大会: アジア大会走幅跳。8m台のジャンプを本番で揃えられれば、金メダル争いの主役になれます。
秦澄美鈴選手(住友電工)|走幅跳
主な実績
- 走幅跳日本記録保持者(6m97・2023年アジア選手権優勝時。JAAF選手プロフィール)
- 第110回日本選手権を6m39で優勝(月陸Online 大会結果)
なぜ今注目か
女子走幅跳の第一人者・秦澄美鈴選手は、6m97の日本記録保持者。JAAFの選手プロフィールによると、世界選手権(2022オレゴン・2025東京など)やパリ五輪の日本代表を務めてきた実力者です。2025年の日本選手権は3位に終わりましたが、2026年は6m39で日本一に返り咲きました。7m目前まで到達している日本記録をさらに伸ばせるか、そして国内で圧倒的だった強さを国際舞台の結果へどうつなげるか。キャリアの集大成に向かう跳躍を見守りたい選手です。
今後の大会: 秋以降の国内外の大会で、日本記録6m97の更新に挑む跳躍に注目です。
投てきの注目選手2名【やり投・円盤投】
投てきは、世界の頂点を知る北口榛花選手の巻き返しと、日本記録を更新した湯上剛輝選手。2人ともトヨタ・JALという所属の看板を背負う名古屋アジア大会のキーパーソンです。
北口榛花選手(JAL)|やり投
主な実績
- 2023ブダペスト世界選手権・2024パリ五輪の金メダリスト(JAAF選手プロフィール)
- 東京2025世界陸上は予選60m38・全体14位で予選敗退(olympics.com)
- 第110回日本選手権で5投目に今季ベスト62m86の大逆転により2年ぶり優勝。初のアジア大会代表に内定(月陸Online、JAAF公式)
なぜ今注目か
世界選手権と五輪の金メダル。女子やり投の世界女王として臨んだ地元・東京の世界陸上で、北口榛花選手はまさかの予選敗退を経験しました。それでも下を向いたままでは終わりません。北海道新聞によると、予選敗退後に自身のX(旧Twitter)でまた強くなって帰ってくると再起をファンに約束しています(北海道新聞)。そこからの2026年です。日本選手権では4投目まで3位と苦しみながら、5投目に今季ベストの62m86を放って大逆転優勝。中日スポーツによると、本人は「少し復活の兆しが見えた」と手応えを口にしています。意外にも、アジア大会の代表はこれが初めて。世界の頂点を知る選手が、あらためて一歩ずつ登り直す姿は、競技者なら誰でも胸が熱くなるはずです。
今後の大会: アジア大会やり投。63m台、そしてその先へ、投てきの調子を一段ずつ戻していく過程に注目です。
湯上剛輝選手(トヨタ自動車)|円盤投
主な実績
- 2026年4月26日、米オクラホマ・スローシリーズで65m38の日本記録を樹立(トヨタイムズスポーツ)
- 第110回日本選手権を60m66で優勝(月陸Online 大会結果)。アジア大会に出場予定(中京大学公式)
なぜ今注目か
円盤投の湯上剛輝選手は、2026年4月にアメリカの投てき専門大会で65m38の日本記録を叩き出しました。所属先のトヨタイムズスポーツによると、本人は「投げの出力が上がった」ことを記録更新の要因に挙げています。6月の日本選手権も勝ち切り、地元・愛知のトヨタ自動車所属として迎える名古屋アジア大会は、キャリア最高の舞台になります。日本の男子投てきで世界基準の記録が出始めているいま、その先頭を走る一人です。
今後の大会: アジア大会円盤投。地元開催で日本記録更新と表彰台を狙います。
よくある質問
Q1. 2026年は世界陸上(世界選手権)はないの?
屋外の世界選手権は2年に1度の開催で、2025年に東京で行われたため2026年はありません。その代わり、2026年は愛知・名古屋アジア大会が日本代表にとって最大の国際総合大会です。この記事の選手の多くが日本代表に内定しています。
Q2. アジア大会の陸上競技はいつ・どこで見られる?
JAAFの大会ページによると、陸上競技は2026年9月23日〜29日にパロマ瑞穂スタジアム(名古屋)で行われます。トラック&フィールドは9月24日〜29日、マラソンは9月26日、競歩は9月23日と27日です。大会組織委員会の公式サイトによると、アジア大会の日本開催は1994年の広島大会以来32年ぶり3度目。現地でもテレビでも楽しめる、めったにないチャンスです。
Q3. 注目選手の記録や大会結果はどこで確認できる?
一次情報としては、日本陸連(jaaf.or.jp)の大会リザルトと選手プロフィール、World Athleticsの選手ページが確実です。国内大会の結果を日本語で追うなら月陸Onlineなどの専門メディアも便利です。シーズン全体の流れは、本記事の冒頭で紹介した2026年夏の主要大会の結果まとめ記事でつかめます。
Q4. 若手でこれから伸びそうな選手は?
この記事で取り上げた中では、17歳の後藤大樹選手(400mH)と、高卒1年目の久保凛選手(800m)が筆頭です。2人とも2026年のU20世界選手権(米オレゴン)で銀メダル・5位入賞と結果を残し、すでにシニアの日本一も経験しています。若いうちから「日本選手権を勝ってアジア大会に出る」という経験を積めるのは大きな財産で、次の五輪世代の中心になっていく可能性が高い2人です。
まとめ:2026年は「名古屋で世界レベル」を見られる年
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 2026年の注目選手12名は、東京世界陸上2025での経験者と、日本選手権を勝ち抜いたアジア大会内定組が中心
- 短距離では中島佑気ジョセフ選手(世界6位)と井戸アビゲイル風果選手(200m日本記録)が日本の記録を塗り替え中
- ハードルの村竹ラシッド選手・後藤大樹選手、投てきの北口榛花選手・湯上剛輝選手など、世界基準の戦いが国内で見られる
- 大舞台は9月23日〜29日、名古屋・パロマ瑞穂スタジアムでのアジア大会陸上競技
選手のストーリーを知ってから見るレースは、順位や記録の数字だけを追うのとはまったく別物です。ほかの選手紹介記事は選手カテゴリの記事一覧にまとまっているので、気になる種目からチェックしてみてください。
そして、彼ら・彼女らの走りに刺激を受けた競技者のみなさんへ。トップ選手ほど、日々の練習と記録を淡々と積み上げています。陸上練習ノートアプリ「TRACK HUB」なら、練習メニューと自己記録の推移をスマホで簡単に管理できます。憧れの選手を追いかけながら、自分の記録も一歩ずつ更新していきましょう。
